今回は乾燥肌と食べ物についてお話します。

そもそも乾燥肌とは?

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皮膚の水分は、発汗、皮膚または呼気から蒸気として自然に失われる水分で減少し、体の内側または大気中の水分により供給され、皮膚の保湿は皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって保たれています。
そして、皮脂分泌量の低下、角質細胞間脂質などの減少により角質の水分含有量が低下している状態を乾燥肌と言います。

では何を食べたらいい?

まずはビタミンAです。皮膚や粘膜のうるおいを維持し、新陳代謝を活発にしてくれます。レバー、ウナギ、アナゴ、青魚、乳製品、卵、緑黄色野菜、ノリ、ワカメ、緑茶などに多く含まれています。
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次にビタミンBです。新陳代謝を活発にし、肌が乾燥することで起きる炎症を抑えてくれます。豚肉、レバー、卵、大豆、納豆などに含まれます。
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次にビタミンCです。乾燥肌を防ぐために必要なコラーゲンの生成を促すとともに抗酸化作用があります。パプリカ、レモンなどに含まれます。
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次にビタミンE です。血行を促進し、お肌の新陳代謝を活発にします。こちらも抗酸化作用があり、シワやたるみなどの老化を引き起こす過酸化脂質を分解します。
ゴマ、アーモンド、ナッツ類、大豆、アボガドに含まれます。
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そしてセラミドです。皮膚の角質層に存在する脂質で、皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持する役割があります。
コンニャク、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなどに含まれます。

最後にα-リノレン酸・亜鉛です。α-リノレン酸は細胞膜を作る原料になり、細胞分裂の手助けとなります。亜鉛は細胞分裂に必要な酵素を働かせる助けとなります。
α-リノレン酸はアマニ油・エゴマ油・魚油に含まれ、亜鉛は牡蠣、赤身の肉、卵黄、たらばがに、タラコに含まれます。

乾燥肌を悪化させる食べ物と気をつけること。

身体が冷えて血行が悪くなると、肌の代謝が悪くなり、乾燥しやすくなります。生野菜や冷たい飲み物などの摂り過ぎは冷えの元となるので注意しましょう。また、お酒の飲み過ぎは身体や肌の水分不足を引き起こし、乾燥を招きます。

written by Matsunaka.s