「汗をいっぱいかいているから、痩せそうだな~」

夏は気温が高いため、何もしなくても汗をかきます。
しかしこの汗、実は脂肪を燃焼して出ているものではないということ、ご存じでしたか?

食欲も落ちているし汗もかいているのに、実は太ってしまうことも多い!?
そんな”夏太り”を解説します!

夏太りの解消

なぜ夏は太りやすい時期なの?

夏の暑い時期にかく汗は、体温調節のために出ている汗で、代謝があがっているから出ているものではないのです。

身体から流されてしまった汗には、脂肪を燃焼する役割のある水溶性のビタミンBやビタミンCが溶け出てしまっています。

その結果、糖や脂質の代謝がされにくくなり、太りやすくなってしまうということです。

他にもある? 太りやすい行動と解決策

・冷房が効きすぎている室内

職場などでは自分で冷房の温度を調節するのが難しく、過剰にクーラーが効いていることがよくあります。
外との気温差で自律神経が乱され、ホルモンの働きもアンバランスになり、代謝の低下を招きます。

そもそも夏は、外気温が高いため自分で体温を上げる必要がなく、基礎代謝が下がりがちです。
太りやすい原因はこの暑さにもあったのです。

また、暑いのでお風呂のときは湯船に浸からずシャワーだけ、という人も多いのではないでしょうか?
一日中身体が冷え切っていては、脂肪がさらに燃焼されにくくなります。
身体が冷えるとむくみや血行不良にもつながってしまいます。

POINT! 【身体を温める時間を意識的につくる】

効果的なのはやはり湯船に浸かることです。
暑いから浸からないのではなく、湯船に浸かりしっかり身体を温めたほうが基礎代謝のアップにつながります。

熱すぎるお湯に浸かるのはあまり痩せる効果は期待できません。
ぬるめのお湯に1020分程度入るようにすると、温浴効果で血液のめぐりが良くなり、リラックス効果もあります。
スパなどの岩盤浴もゆっくり身体をあたためられ、オススメです。

また、クーラーの効いている職場などでは、ストールや靴下、カーディガンなどで冷え対策を。

・生活リズムの乱れ

寝苦しい夜、なかなか寝付けないからとスマホを見ながらつい夜ふかししていませんか?
また、日が長いのでつい夜遅くまで遊んでしまうことはありませんか?

睡眠不足になると、食欲刺激ホルモンが促進されると同時に食欲抑制ホルモンが抑制されるため、暴飲暴食しやすくなると言われています。

POINT! 【早寝早起きの習慣を身につける】

早寝早起きは自律神経のバランスの乱れを防いでくれる役割もあり、生活リズムが整うことで自然と夕食の時間も早くなるのでおすすめです。

・冷たい飲み物や食事

食欲が落ちると、食べやすい食べ物に偏りがちです。
そうめんや冷や麦などの単体だけだと、ほぼ炭水化物とカロリーしか摂取できません。
カレーやパスタ、牛丼などスタミナがつきそうな丼ものなども、手軽に作ることができるのでつい選びがちですが、こういった糖質中心のメニューに偏ってしまうと、野菜やたんぱく質が不足してしまいます。

また、冷たい食べ物・飲み物は甘さやくどさを感じにくいため、糖分や脂質の過剰摂取にもなりがちです。これも太る原因になってしまいます。

POINT! 【バランスの取れた食事を】

一品料理などでは不足しがちな、野菜やたんぱく質(肉、魚、大豆製品、卵など)を積極的に摂取しましょう。
人間の身体は必要な栄養素が全部そろって、初めて効率よく代謝されるようにできているからです。
冷たいものしか食べたくない、という人こそ、身体を冷やす効果のある夏野菜がオススメ!
体内にこもった熱を取り除き、弱った身体の調子を整えてくれます。

サプリメントや低糖質のレトルト食品など、栄養が考えられた手軽なヘルシー食品もたくさん登場しています。
自分で料理するのが億劫な場合は、こういった手軽な食品も活用していきましょう。

健康的なサラダ

・暑さによる運動不足

暑さのせいで運動不足になることも原因のひとつです。
涼しい季節には歩いて通勤している人も、夏だけ車移動に変えたり、汗をかかないように歩くのを控える人もいるでしょう。
これも代謝の低下につながり、太りやすい原因のひとつです。

POINT! 【適度に運動を取り入れて】

水泳やプールでの運動は、暑さをしのげる上に運動量も多いので、ダイエットには最適です。

また、オフィス内での移動時に階段を使う、寝る前のストレッチなど、ちょっとした時間での運動を意識的に増やすよう心がけましょう。

外でのスポーツは、日焼けや熱中症の危険も高いので、しっかり防止対策をした上で体調に気をつけながら行うようにしてください。

エクササイズする女性

気をつけないと太りやすい夏…。
健康面でも大切なので、ご紹介したポイントに気をつけながら夏を過ごしましょう!

Written by K.S