(4)ストレス

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私達の体は、ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンを分泌するようにできています。
コルチゾールは、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」の分泌を阻害するため、いくら食べても満腹感が得られなくなってしまいます。
また、強いストレスを感じた場合、それを身体の危機と認識した脳の働きによって、生命の維持のために脂肪の分解を抑制するように働きかけることがあり、食べた分だけ脂肪を蓄積しやすくなるとも言われています。

(5)女性ホルモンの乱れ

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、このうち丸みを帯びた女性らしい体つきを作るエストロゲンの分泌量が減少すると、Aldh1a1(アセトアルデヒド脱水素酵素1)が活性化され、内蔵脂肪が増えやすくなることがわかっています。
さらに、女性ホルモンに乱れが生じると、自律神経の働きにも影響を与え、特に交感神経の優位性が失われると脂肪の分解が鈍るため太りやすくなると言われています。

(6)血糖値の上昇

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最近の研究で、人が太る原因に血糖値の上昇が深く関わっていることがわかっています。
食事をすると血液中に糖が流れ、血糖値が上がります。
この時、その糖を分解して血糖値を正常に戻すため、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるのですが、インスリンには脂肪を溜めこむ性質もあるため、大量に分泌されると太りやすくなってしまうのです。

このように、「摂取カロリーが消費カロリーを上回る」ことだけが、太る原因ではないのです。

食事制限をしても、こまめに運動をしても痩せられない方というのはその他に原因があるはずですから、カロリーだけにこだわらず、様々な点から太ってしまう原因を探ることが大切です。

Written by Mats.s