納豆が体にいいことは知っていますが、その全てを把握していない人のために、納豆の力をまとめました。

納豆

1. 納豆の歴史

納豆は弥生時代に誕生しました。納豆は偶然、大豆が腐って出来たといわれており、その美味しさと保存性から食品として確立したようです。江戸時代中期には商品化され、威勢よく販売されていたようです。ちなみに納豆の語源は寺の納所で作られていたからだそうです。

1. 納豆の効能

納豆は大豆本来の栄養と発酵による独自の成分で豊富な栄養を含んでいます。完全栄養食品のひとつであり、たんぱく質、ビタミン、カルシウム、鉄、カリウムなど栄養が豊富に含まれています。畑の肉といわれるくらいたんぱく質が豊富なことで知られますが、具体的な健康に関する効能を紹介します。

★血栓の溶解作用 
ナットーキナーゼという酵素が血栓を溶解し、固まりを作りません

★抗菌作用 
納豆は、菌を殺す優れた抗菌作用、抗ウイルス作用があります。ブドウ球菌、赤痢菌、チフス菌等の他、「O-157」など大腸菌にも効きます。ちなみに納豆菌は糸1gに100万個もいるため、O-157が2000個入っても全滅させることができます。また、納豆にはジピコリン酸等の抗菌物質が含まれるため、腐る事がないそうです。

★骨粗鬆症を防ぐ
 納豆の原料になる大豆には、イソフラボノイドという成分が含まれており、この成分が新陳代謝による骨の老廃を抑えます。
 
★心臓病・高血圧の予防
 納豆は高タンパク質食品なのにコレステロールがありません。さらに、悪玉コレステロールを下げ、動脈硬化や心臓病を防ぐリノール酸が豊富に含まれているそうです。また、納豆のタンパク質には血管の弾力性を高める働きがあり、高血圧防止の作用があるそうです。

★老化防止作用
 納豆にはレシチンという自然界の動植物においてすべての細胞中に存在する、生体膜の主要構成成分が大量に含まれています。このレシチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンを作り出し中年からの脳の老化を遅らせる働きをしているそうです。そのため、納豆は老人性痴呆症の予防にも効果があります。

★便秘予防・美肌保持
 納豆には驚くほどの納豆菌と、その納豆菌がつくる様々な酵素が含まれています。これらが納豆の繊維質と協力して、消化を助け腸内をきれいにします。ですから納豆を食べていれば便秘の予防になり、シミ・ソバカスの発生を抑えて美肌を保つ効果もあるそうです。

★骨を強くする
納豆にはビタミンK2がたくさん含まれていて、これが骨をつくるのに作用します。ビタミンK2がたんぱく質とカルシウムを結合させ、骨を形成するのです。

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納豆を食べて丈夫で健康な体を作っていくこと間違いなしですね。

written by matsushima.tm