今回は、滋養強壮ドリンクに含まれている定番的な物質であるタウリンの正体と魅力に迫ります。

1. タウリンとは

タウリンは、滋養強壮ドリンクに含まれている物質ですが、無色の柱状の水溶性の結晶であり、通常、遊離状態で様々な動物や植物の組織中に見出されます。
タウリンは生き物にとって重要な物質です。

泳ぐイカ

2. 名前の由来

タウリンの名前の由来は雄牛の意味のタウルスに由来します。
なぜかというと、ウシの胆汁中から発見されたからです。

3. 動植物の具体的にどこに存在するか?

人間の心臓に多く含まれ、次いで筋肉、肝臓、腎臓、肺、脳などに含まれます。
また、網膜や卵巣、精子などにも含まれます。
体内にどのような形で存在するかというと、胆汁の主要な成分である胆汁酸と結合(抱合)し、タウロコール酸などの形で存在するそうです。
タウリンを多く含むことで有名なイカやたこなどの軟体動物は、神経組織に含まれる遊離アミノ酸様物質の50%以上がタウリンだそうです。
また、するめの表面に出る白い粉にはタウリンが凝縮されているそうです。

カラマリサラダ

4. タウリンの効能

タウリンには細胞を正常状態で保つ作用があります。
また、上昇している血圧を下げたり、胆汁酸の分泌を促して、肝臓の働きを良くしたりします。そのほかに、肝細胞の再生を促進したり、細胞膜を安定させる作用もあります。
さらに、血液中の毒素(悪玉コレステロール)を退治し、血液をサラサラにしてくれる効果があり、そのため、血液循環が良くなり、新陳代謝が活発になるそうです。

5. どのぐらい摂取すればいいの?

3000mg摂取すると効き目がいいそうです。
ドリンク剤には1000mgから3000mg含有しているものがありますので、できるだけ多く含有しているものがオススメですね。
やりイカには約700mg、牡蠣には約1100mg含まれています。

大きさの違う瓶

タウリンの正体と効能が良く分かりましたね!
タウリンというと元気が出るイメージがありますが、肝機能や細胞の機能を高められるから健康に良いということポイントですね。
タウリンの力で、健康を維持しましょう!

written by matsushima.tm