普段、何気なく食事に使用される、生姜。その驚くべき魅力について説明します!

生姜

1.美容に効く部分とは

血の巡りをよくする
生の生姜は血液の凝固を抑制し、血液循環を促します。さらに新陳代謝を活発にするため、筋肉の緊張をほぐし、身体の隅々にまで血を行き渡らせる助けをします。血の巡りがよくなれば、顔の血色がよくなりますし、毎月の生理を整える意味でも効果が期待出来ます。

喫煙者にも有効! 身体の酸化を抑える
体内で、代謝の際に発生する活性酸素は、身体を酸化(さびついた状態)にさせてしまいます。肌のしみが増えたり、くすんだりしてしまうのも、この活性酸素が原因です。生姜はこれを取り除く、いわゆる抗酸化作用がある食材の1つであり、血液中のコレステロールの増加を防ぎ、免疫力を高めます。結果、丈夫な身体を作ってくれますので、生活習慣病を予防するのに非常に有効です。

お肌のシワを防ぐ
生姜には、肌にシワが寄るのを防ぐ働きがあります。日頃から食べ続けると良いそうですが、特に陽射しの強い日であれば、外出する前に生の生姜を切って、その汁分を顔に薄く塗るのも、有効な方法の一つです。

美容

2.冷え症に効く部分とは

風の引き始めには、生の生姜を
生の生姜はジンゲロール(辛み成分)という成分がほとんど。このジンゲロールは血行を促進して、身体の表面温度を上げ、代わりに体内温度を下げる効能があります。つまり、体内の熱を取り除く作用があるので、風邪の引き始めには特に有効です。
※ジンゲロールは皮の近くに多く含まれているので、出来るだけショウガの皮は薄く剥きましょう。

冷え性対策には、加熱、乾燥させた生姜を
生姜を加熱、もしくは乾燥させると、ジンゲロールの成分の一部がショウガオールに変化します。ショウガオールは胃腸の壁を刺激し、体内の温度を上げるという効能があります。そのため身体の芯から温めるので、冷え性対策に最適で、特に完全に乾燥させた生姜がベストです。
※風邪を引き、既に高熱が出ている状態の時に、熱した生姜ドリンクを飲むと、余計に体温を上げてしまい、逆効果になります。

冷え症

3.注意点

そんな生姜ですが、刺激が強い食材ですので、胃の弱い方は生食する場合、用量に気を付けましょう。

体温が高く火照りがちな方や、熱を伴う症状がある場合も摂取を控えて下さい。
同時に血圧が高すぎる人、胃潰瘍の人、胆石のある人なども、あまり摂取しすぎるのは好ましくないので注意が必要です。

いかがでしたか?利点が多く、この時期に使いやすい生姜ですが、摂取の仕方には充分注意して下さいね。

written by t.miura