1,重い物を持たなくても、ぎっくり腰になるって知っていますか。

漫画やアニメの演出でよく見るぎっくり腰は、「グギ。」の音共に骨が曲がるイメージですが、実際に起こるぎっくり腰は、骨ではなく腰の組織の捻挫や損傷なんです。

ぎっくり腰という呼び名は俗称で、正式には、急性腰痛症突発性腰痛症と言います。

実は、今まで何気なく出来ていた家事(お洗濯や掃除機を掛けたとき等)でも起こりえます。ぎっくり腰は、ふとした動作の弾みでも起こります。
重い物

2,ぎっくり腰になる主な要因

一つ目に筋肉の慢性疲労が挙げられます。日々の溜まった疲れが腰痛という形で現れます。

二つ目に骨格のゆがみなどが挙げられます。職場など私たちは日々同じ姿勢でいること多い物です。その結果、骨がゆがみ筋力のバランスが悪くなるのです。

三つ目に急な過負荷があります。運動のインパクトに耐えられず腰が悲鳴を上げてしまうのです。

他にも、生活習慣やストレスなどもあります。

腰痛

3,ぎっくり腰の応急処置

ぎっくり腰を発症したら最初にできる応急処置として、できるだけ楽な姿勢をとりましょう。ぎっくり腰を起こしてから2~3日の痛みがつらい時期は、激しい炎症を鎮めるために冷たいタオルや冷シップなどで患部を冷やすと良いでしょう。

痛みが和らいできたら、今度は血行を良くして痛みを和らげるために、カイロや蒸しタオルを使って温めるようにします。

痛み止めの薬も有効ですが、根本的な治療にはならないので短期間の服用にとどめましょう。

4,ぎっくり腰の予防策

ぎっくり腰は何の前触れもなく突然起こるといわれていますが、腰が疲労している状態から起こるため、思い返すと何らかの腰の違和感が発生しているケースが結構あります。

・腰や背中に”いつもより張った感じ”、”重苦しさ”、”鈍痛”などがある
・腰や背中の筋肉がかなりこっている
・座ったり立ったりする時に腰に違和感を感じる

このような”ぎっくり腰の前兆”が見られた時は、腰に負担をかける姿勢や動作を極力避け、横になって腰を休めたり、予防のためのストレッチや体操を行うことをおすすめします。

いかがでしたか、やはり、日ごろの生活習慣を見直しバランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠を心がけることにより身体にたまった疲労を取り除くことが一番の予防策のようです。
腰痛予防

written by Matsunaka.s