代表的な夏野菜の一つ、きゅうり。
「世界一栄養のない野菜」とギネス認定されていますが、最近きゅうりは評価が見直されてきています。
そこで今回はそんな「きゅうり」について詳しく紹介します。
cucumber

1、なぜ世界一栄養のない野菜と言われているのか?

きゅうりの主成分の90%は水分であるためです。ビタミンC、カリウム、カロチン、食物繊維なども含まれてはいますが、全て含有量がとても低いです。このことからきゅうりは世界一栄養のない野菜と言われているのです。

2、健康効果について

しかし、きゅうりにもしっかりと栄養は含まれています。きゅうりの先端に含まれている栄養素の一つであるククルビタシンは苦味の元となる成分ですが、がんの予防や食欲不振の改善に効果的です。
そして、ピラジンという成分は血液をさらさらにする効果があり、心筋梗塞や脳梗塞にかかりにくくしてくれます。
また、きゅうりには体を冷やすだけではなく解熱効果もあり、病気等で発熱した場合にも効果があります。

3、食べるときの注意点

きゅうりにはビタミンCを破壊してしまうアスコルビナーゼという酵素が含まれています。そのため、ビタミンCと一緒にきゅうりを食べてしまうと酵素の働きによってビタミンCの吸収を阻害されてしまいます。
しかし、「酸」をきゅうりと一緒に摂る事でこのデメリットを解消することが可能です。酢やレモンと一緒に食べることで問題なくビタミンCを摂ることが出来るので、酢の物にして食べるのがおススメです。

実は栄養もしっかりと摂ることが出来、健康にも良いきゅうりを旬のこの時期に食べてみませんか?
きゅうり 料理

written by H.M