効果的なお風呂の入り方を知って疲れを取ろう!
お風呂に入るとき、湯船に浸かってさえいればシャワーだけの入浴よりも疲れが取れると思っていませんか?
実はお湯の温度や量によって入浴の効果は変わってきます!
今回は、筋肉疲労・肩こりなどの身体の疲れや、精神疲労、眼精疲労を和らげる入浴法について紹介します!
入浴による疲労回復効果とは?
入浴には疲れた体を休めてくれるリラックス効果があります。
三つの物理的作用が働くことで様々な疲労回復効果を得ることが出来るんです!
ひとつめの温熱作用では、皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血行を良くしてくれます。
体内の老廃物や疲労物質を除去することで、コリをほぐし疲れを取りましょう。
他にも内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用があるのもうれしいですね。
ふたつめの水圧作用では、体の表面から内側に圧力がかかることで、血液の循環を促進してくれます。
みっつめの浮力作用では、お風呂に浸かることでなんと体重が約9分の1程度になるんです!
これによって普段身体を支えている下半身への負担が減るので、
手足をバタバタと動かし血液の巡りを良くしてしっかりと疲労物質の排出を促しましょう。
疲れを取るにはぬるま湯での半身浴がおすすめ。
胸から下だけお湯に浸かる半身浴は、心臓への負担が少なくゆっくりとリラックスして入浴できます。
38℃のぬるめのお湯で20分半身浴することで、40℃のお湯で10分全身浴することと同じくらい温まるとされています。
ぬるめのお湯での半身浴は温熱作用が穏やかなことから、副交感神経が優位になりやすく、リラックスしやすくなりますよ!
疲れた日こそ、ゆっくりと半身浴をしましょう!
より疲労回復効果を高めたい時
●全身の疲れをとるには
①湯に浸かり、手を握ったり開いたり、足をバタバタさせます。
②手首からひじ、足首からひざに向けて手でマッサージします。
水の中で手足を動かすことで、血液の巡りを良くし、疲労物質の排出を促しましょう!
●肩や腰の疲れをとるには
①入浴中に肩を上下に動かしたり、回します。
②強めのシャワーを肩や腰に当てます。
こり固まっていた筋肉を適度に動かすことで血行を促し、緊張をほぐしましょう!
●眼精疲労をとるには
お湯に浸かりながら、水かお湯につけて絞ったタオルを目に10分ほど当てます。
目を温め血行を良くし、緊張していた目の周りの筋肉をほぐしましょう。
逆に目を冷やすと血管が収縮するので、充血を和らげたいなという時には冷やしたタオルを目に当てます。
時間が経つと血流が高まり、疲れも和らぎますよ。
●よりリラックス効果を得るには
入浴剤やバスソルトを入れてみましょう。
市販されているような温泉成分を家庭で使用出来るように開発された入浴剤でも、
温泉成分である硫酸ナトリウムや塩化ナトリウムの無機塩が入浴の温熱作用を高めたり、
硫酸マグネシウムによる血流促進作用が働くといった効果もありますよ。
また、アロマオイルにおいても香りが脳を通じて、自律神経の正常化やホルモンバランスの調整、
免疫力アップなど、心身を整える様々な効果をもたらします。
好きな香りを選んで、リラックス効果の高い入浴タイムを演出してみましょう!
※精油は皮膚に刺激を与える成分が入っていることがあります。湯に入れる精油は5滴程度にとどめましょう。
注意点
・水分補給はこまめにしましょう。
一度にたくさんの量を飲むのではなく、お風呂に入る30分くらい前からこまめにとることが大切です。
お風呂に持ち込み入浴中にも少しづつ水分補給をしましょう。
・半身浴は上半身がお湯に浸からないため、寒い時期は肩が冷えてしまわないよう注意が必要です。
せっかくのリラックスタイムなので、タオルを肩にかける、暖房で浴室を暖めるなどしてしっかり対策をしましょう。
お風呂にはさまざまな疲れを緩和する効果があります。
入浴時のお湯の量や温度の違いで、身体への効果も異なってきます。
目的に合わせて使い分け、より効果的に疲れをとるリラックスタイムにしてみてくださいね!
Written by m.naka
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