aircon夏場は冷気に当たったり冷たい飲み物や食べ物をとりたくなる季節です。でも体への負担を重くすると異変が!そこで夏バテのメカニズムと夏バテにかかったときの対策法を紹介します。

その1:そもそも夏バテってなぜ起こるの?

夏バテとは夏の暑さによる倦怠感、食欲不振、下痢や便秘などの症状を総称していいます。これらの症状を引き起こす原因は自律神経の乱れで起こるのです。

その2:自律神経と夏バテの関係

その1で夏バテを引き起こす原因は自律神経の乱れと述べましたがどんな関係があるのかみていきましょう。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。それぞれの働きというと・・・

≪交感神経とは?≫

体が活発に動いていたり緊張しているときの神経です。

例)汗をかく、心拍数が増えて、ドキドキする

≪副交感神経とは?≫

眠ったり湯船に浸かったりとリラックスしているときの神経です。

例)心臓がゆっくり動き呼吸が深くなる

その3:自律神経が乱れるとんな症状がおこるの?

*食欲不振

*疲れやすくなる

*イライラする

*めまいやふらつきが起こる

*無気力になる

*だるくなる など

その4:夏バテ対策法は体質に関係があった!

突然ですがあなたはどんな体質ですか?

自分はどんな体質かがわかると対策法がかわってきます。

では質問です、

「あなたは汗かきやすいですか?」

回答によって対策法が違います!

「はい、かきやすいです」の回答した方→熱体質(ねつたいしつ)

「いいえ、かきにくいです」の回答した方→寒体質(かんたいしつ)

≪熱体質≫

熱体質とは体内に蓄積された熱を放出できない体質のことです。

つまり汗っかき体質だということです。

体は常に活動状態にあるため仮に休めたとしても

疲れやすくなるので睡眠不足におちいりやすいのです。

≪寒体質≫

寒体質とは体内も熱が蓄積されにくい体質です。

冷房の効いた部屋で一気に体が冷えて便秘や下痢を起こしやすく、代謝が悪くなるため夏太りしやすいのです。

-熱体質や寒体質の夏バテ対策法を教えて!!-

・熱体質の対処法

ヒトの体内水分は運動したり日光に当たったりしてあがった体温をさげる働きがあり水分が少ないとさげにくく水分が多いと熱を奪い体温をあげられないようにできています。このため熱体質の水分量は少ないので熱がうまく放出されません。そこで体に必要な成分「カリウム」を摂取すればよいのです。

 

カリウムは生命維持するための必要不可欠なミネラルの一種です。1日に必要な摂取量はめやすとして成人女性で2000mg、成人男性で2500mgでカリウムを多く含む食材は枝豆50gで350mg、バナナ1本(90g)で360mg、さつまいも100gで470mgです。

edamame

・寒体質

熱体質と反対に水分量が多いので水分を排出する必要があります。たんぱく質の1つであるアルブミンは体液の濃度を調節したり血管の内側と外側の水分のバランスを保つ働きをしているので寒体質はアルブミンが少ないのです。そこで必要不可欠な成分「ロイシン」を摂取すればよいのです。

ロイシンとは必須アミノ酸の1つで過剰な水分を排出してくれるます。

ロイシンを多く含む食材はニンニク100gあたり200mg、とうもろこし1本(150g)で480mg、マカダミアナッツ100gあたり530mgです。

 

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いかがでしたか?体質によって夏バテの対策があるなんて意外ですね。自分の体質を知ったうえで夏バテしないで暑さを乗り切りましょう!

written by t.miura